keiji
長寿の祝いの一つの「還暦」。祝い事の中でも比較的ポピュラーですが、そもそもどういう事なのでしょうか?
現代でも使われている干支、これは十二支とも言われ、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥種類が十二ですから十二年に一回巡ってきます。その他に干支(じっかん)といって甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸という10種類があり、先ほどの十二支と組み合わさって毎年変わっていくのです。
最初は甲子、次の年は乙丑となり最後は癸亥で60回、つまり60年経つと、次の甲子となります。野球で有名な甲子園球場は、この甲子の年・大正13年に完成したので、その名が付いたということは有名です。
還暦とは「歴が還る(かえる)」、60年経って生まれた年と同じ十干十二支が巡ってくるということなのです。古来から長寿の祝いはされていましたが、それは古稀といって70歳から。還暦は江戸時代に一般に普及した、比較的歴史の浅い、長寿のお祝いなのです。
Copyright © 今寿司 All Rights Reserved.