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漢字で「尾頭付き」と書く、おかしらつき。尾と頭が付いたまま、自然な魚姿で、神事やお祝いの時に焼き魚として膳に付きます。一節には「尾」は、もともとは「御」だったものが、見た目とあいまって変化したと言われているとか。
頭から尾まで備えているので、最初から最後までまっとうするというイメージがあり、「切り分けられていない」ということで、縁起が良いともされ、お祝いの席では好まれる一品なのです。
特に人気なのが「鯛」。ほんのり桜色していて、形も美しく栄養価も高いのです。古くから、神様への献上魚として使われていたとも言われています。七福神の中でも人気の恵比寿様が釣っているのも、この尾頭が付いた鯛なのです。
慶事に用意される尾頭付き鯛は、必ず頭を左側、尾を右側に盛られます。実は、この鯛はきれいに盛り付けるために、切り込みは裏側にだけ入れることが多いのです。豪華な尾頭付きの鯛は、食べきることも難しいですから、食べる時は切り込みの入った裏側から食べると、次に食べる時も見映えが良いのでおすすめですよ
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