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平安時代から行われていたとも言われる、昔からの伝統行事が「お食い初め」です。赤ちゃんが誕生して100~130日目に、初めて食べ物を食べさせるお祝い儀式なのですが、実際には、まだ離乳食も始まっていないので本当に儀礼的なものと言えるでしょう。とは言っても「一生食べ物に困らないように」との、両親や祖父母の切なる願いが込められているのです。
祝いの膳を用意して、まだ何も食べられない赤ちゃんの口元に料理を持っていき、食べる真似をします。祝い膳は一汁三菜が基本です。汁物(鯛か鯉、蛤)とご飯(赤飯又は白飯)の他、煮物そして酢の物又は香の物と尾頭付きの焼き魚となります。
またお膳の中央に「歯がための石」を置くことが、お食い初めの特徴です。これは「石のように硬い歯が生えてきますように 一生歯が丈夫でありますように」との意味があります。今のように入れ歯のない時代では、歯は生きていくために本当に重要なものだったのです。その名残りが、この歯がための石なのでしょう。
また地域によっては、歯がための石と一緒に梅干しを高台に添える習慣があります。これは「しわが出来るまで長生きして欲しい」との意味。他にも弐の膳に紅白餅を添えるなど、様々なバージョンがあるようです。
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