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11月の理念と経営の名言です。
「事前の一策は、事後の百策に勝る」
意味は読んで字のごとく。
事前に1手だけ打っておく方が、
事後で100手打つより有効ということ。
転ばぬ先の杖も同義ですよね。
前もって用心していれば、失敗することがないように、
何か問題が起こる前に、
たった1つだけ準備なり手を打っておけば、
万が一、問題が起きても、
相当、未然にいろんなことが防げるわけです。
いや、そんなこと、言われなくてもみんなわかってるんです。
でもできない。
事前の一策を面倒くさがって、
事後の百策に奔走し、
「ああ大変だった」「ああ不運だった」なんて、
膨大な無駄な時間をとられ疲弊する。
なぜできないのか。
それが問題が起きていないから。
だって転んでもいないのに「杖を買え!」
って言われても、多くの人は買わないでしょう。
「そんなもん、いらないよ」
「ジャマ」
「っていうか転ばないし」
「転んだってたいしたことないでしょ」
「転んだ時に考えればいいんじゃない」って。
でもいざ転んでしまったらさあ大変。
事前に杖を買っておく代金の数倍以上の金を払って、
治療をしなければならず、
そのせいで予定に狂いが生じたら、
時間もロスすることになる。
「いらなくてもいいから杖、買っておけばよかった」
と思ったところで後の祭り。
結局、人はこうして事後の百策に奔走する。
どんなことでもそうだけど、
何か始める前にほんのちょっとだけ準備しておけば、
なんてことない問題も、
その準備を面倒くさがったせいで、
後で大変な面倒と徒労をする可能性は結構ある。
にもかかわらず人が事前の一策をできないのは、
「どうせ大丈夫だろう」という根拠のない楽観と、
「今、面倒くさいし」というどうでもいい理由と、
「問題が起きなければ問題と思えない」という、
想像力の欠如が原因だろう。
そのために後で大変な騒ぎになる。
だから、事後の百策より事前の一策。
事前に転ばぬ先の杖を準備しておく方が、
事後に転んでから対応に追われるのより、
100倍ラクなんだから。
賢い人は事前の一策を行う。
愚かな人は事後の百策に追われる。
そこで時間やコストの無駄に100倍の差が生じるわけだ。
仕事でもプライベートでもそうだけど、
「事後の百策より事前の一策」と自分に念じて、
事前の一策をやっておくよう心掛けたい。
ありがとうございました。
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